2013年司法試験始まる

2013年司法試験始まる

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2013年5月15日。司法試験が開始されました。会場は全国7都市11会場に設置され、7000人を超える受験者が司法試験に挑みました。


減少し続ける受験者数

今年の司法試験受験者数は7653人。去年は8387人であり約1000人減少したことになります。これにはしっかりとした原因があります。

現在の司法試験の大きな問題点

現在、司法試験を受験するためには2つの方法があります。1つは法科大学院を卒業すること。もう一つは予備試験に合格することです。

司法試験を受験するために法科大学院を卒業条件になったのは2006年。その後、予備試験を合格できれば司法試験を受験できるようになったのは2011年。2006年~2011年までの5年間の中で法曹を目指した人たちは、法科大学院に高い費用を払って入学し、卒業する必要がありました。

しかし、予備試験でも良くなったため、法科大学院に通う人は一気に減少しました。また、当初の日本政府の思惑では、法科大学院で学ぶことにより司法試験合格者を増やそうという考えだったのですが、法科大学院を卒業しても、司法試験合格率は約25%~30%程度でした。2007年~2011年までは毎年合格者数が減少していたのです。

つまり、「法科大学院に高い学費を払ってまで通う価値があるのか?」と疑問に思う法曹希望者が増加したと言えるでしょう。事実、定員割れを起こす法科大学院が出てきたのです。そのため、法科大学院よりも予備試験が人気となりました。

実際、予備試験出願者数は過去最多の11255人となりました。


法科大学院の意味

もう一度整理してみます。法科大学院の設置理由は次の通りです。

  • 法曹に特化した知識が学べる
  • 法曹の量を増やす

法律の専門知識のある人材を大量に確保する目的と言えます。

しかし実際は特化した知識は学べたかもしれませんが、司法試験合格者数が減少したという事態に陥ってしまいました。つまり、勉強していた内容と、試験の内容に食い違いが出てきたということでしょう。


もっと簡単にいうと、「大学の予備校の先生が、大学入試で点数が取れる勉強を教えていない」ということでしょう。


法科大学院は、せっかく設置した専門大学です。もっと活用する術はあると思います。受験生の皆さん、頑張ってください。

ヤフーニュース参照


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