相次いで法科大学院募集停止について

相次いで法科大学院募集停止について

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参考記事⇒<法科大学院>明治学院大が募集停止 入学志願者減で

2012年5月28日のヤフーニュースで、『相次いで法科大学院募集停止』関連の記事が掲載されました。正直、国の方針が間違っている考える以外ありません。

本来、法科大学院を設置した目的からズレているように感じます。

正直、現在の試験制度が厳しすぎると思います。



法科大学院に入学し勉強していると働く時間がありません。また、大学院を卒業してもその後5年間以内に3回まで司法試験を受験することが出来ます。

もし、その3回落ちてしまえば、2度と法曹(弁護士・検察官・裁判官)になることは出来ません。

そんな状況の中、どれだけの人が弁護士を目指すというのでしょうか。法曹を目指すくらい頭の切れる人であれば逆に法曹の道を選ばず、その他の道に進むような気がします。

確かに、法曹になるためには、絶対的な知識が必要となります。人間の人生を左右する決断を下す立場ですからね。

でも、司法試験に落ちてしまったら、その時間は戻りません。国も7割~8割の合格者を出す目標を立ててた割に、実際に合格した人は平均で24%です。

もう少し司法試験を緩くして、合格者を増やし、ある一定のレベルになるまでは準法曹といった立場で働ける状態にしてあげないと、法曹を目指すくらいの人材がもったいないような気がします。


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