通信大学で法律を学ぶ
私は大学卒業後、ある会社に就職しました。毎日が同じことの繰り返しでしたが、特に不満があるあるわけでもなく、不自由のない生活を送っていました。ただ、心のどこかで感じていたのかもしれません。この不自由のない生活の中で生活をしている私が刺激に飢えている事を。
勤め人となって数年が経ち、数回目のボーナスシーズンがやってきました。毎年繰り返されることとはいえボーナスは嬉しいものです。若い頃には、好きなものを買ったり、旅行に行ったり、貯金したりとしていたわけですが、この時は少し違った考えが私の中に沸いてきたのです。
『このお金を使って知識を得たい』
そう思ったのです。そして私は、以前より興味のあった法律に目を付けました。
なぜ、法律かと言うと、人間が生活をする上で必ず法律はついてまわります。どの世界にも存在します。幼稚園でも、小学校でも、アメリカでも中国でも。法律に縛られるなんて言葉を聞いたことがあると思いますが、法律があるからこそ秩序が守られているのです。秩序が守られているからこそ、人間は人間として生活をしていられるのです。
その法律は人間によって作られ、それぞれの国によって異なる。そんなところに私はわずかながらも魅力を感じていました。そんなこともあり、勤め人となって初めて自分の知識を深めるために通信大学に入学することを決めたのです。